有限会社安藤塗装工業

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草刈り

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造園会社の業務で剪定に次いでメインとなるのが除草作業です。会社によっては、除草作業のみを専門に担当しているところもあります。除草の規模によって、刈払い機などの機械を使用するか、鎌を片手に手作業で行うかにわかれてきます。

ただし、ここで注意をしておきたいことは「草むしり」と「草刈り」の違いです。この区別は以下の通りです。

草刈りは「広範囲をスピーディーに」

刈り払い機(草刈り機)や車両系草刈機(ロータリーモアなど)を使用して、刃の回転で草を刈り取ることを指します。メリットとして以下の点が挙げられます。

・短時間で広範囲を除草できる
・丈夫な笹や小さな雑木が混じった場所では機械の力が必要不可欠
・体力面での負担が少ない

一方、根まで取り除くことができないことがデメリットです。一般的な印象通り、雑草は毎年しぶとく生えてきます。深めに草刈りをすれば一見きれいにはなるものの、真夏だと1週間も経つと小さな草が生えてきてしまいます。作業時間的にも機械は効率がいいですが、個人で行う際は機械の費用と操作の問題を考慮してみてください。

草むしりは「丁寧に、確実に」

草むしりは鎌を用いて雑草の根まで刈り取ります。根まで除去したからといって今後雑草が生えないとは限りませんが、丁寧に取り組むほどきれいに保てる時間は長くなります。デメリットとしては、手作業で行うため広範囲を除草するには大変な労力がかかることが挙げられます。腰を落としての作業となるので、こまめに背筋を伸ばすことを忘れないでください。

機会を避けて手刈りで除草するべき場所は、

・機械が入らない狭い場所
・草刈り機の刃の回転で砂利が飛散し、周囲に事故をもたらす恐れのある場所
・残しておきたい草花を巻き込んでしまうような場所

以上のような環境では、時間をかけてでも手作業で行うほうが無難でしょう。住宅地では機械だと騒音問題も発生してしまうため、周囲の状況を確認して判断してみてください。

除草剤をうまく活用して手間を省こう

どれだけきれいに除草をしても、何度も何度も生えてくるのが雑草です。手作業では時間も手間もかかるうえ、毎年2~3回も草むしりをするのは憂鬱ですよね。しつこい雑草に頭を抱えたら、除草剤の力を借りましょう。除草剤を撒く最適のタイミングは、除草をした直後です。手刈り後でも機械除草後でも、根や土壌中のタネに薬剤を届けることが目的です。購入した薬剤の希釈倍率通りに与えてください。

ただし、除草剤を撒く付近に樹木や大切な草花がないかを確認してください。除草剤は草だけに効くと思い込み庭に撒いてしまう方もいますが、効能が強い薬剤の場合は樹木でも枯らしてしまいます。長年育ててきた庭木を思わぬ形で失わないように、木の根が伸びていそうと推測できる場合は使用を控えましょう。